黒蝶真珠とは、黒蝶貝から採れる真珠で、グレーや赤や緑やなどを帯びた黒い真珠のことです。この黒色は天然の色です。黒蝶真珠は色が豊富でバラエティに富んでいて、黒色一色ではありません。黒蝶真珠の魅力は、その大きさと個性的で神秘的な色にあります。真珠の色は真珠層をつなぐタンパク質に含まれる色素が重なり合って生まれます。黒蝶真珠のタンパク質には赤・黄・緑の3つの色素が含まれており、これらが重なり合って黒・グリーン・グレー・ブラウン等といった色調になるのです。厳密にいえば一つとして同じ色は無く多彩な色と輝きを持つ個性的な真珠なのです。
ピーコックグリーンと呼ばれる黒蝶真珠は黒真珠の色味の名称の1つで、グリーンに赤系の光彩色を放つ色味を孔雀(くじゃく)の羽にたとえています。神秘的な輝きと希少性が高く、最高級といわれています。
パーティーなどの行事や普段使いでもシックな色合いがどんな服にも合わせやすく使いやすい色目です。ただしピーコック鑑別書は色味に対して付けられているわけではなく照りの強さを基準にしていますので純粋な『ピーコックグリーン色』でなくとも取得され表示されることがあります。
比較的落ち着いたトーンのブラック系。
結婚式やパーティーよりは葬儀など控えめなシーンにむいている色目になります。黒蝶真珠は自然の色目なので黒系でも様々なお色が存在しております。肌のお色や用途にあわせてお選びください。
深いグリーン系のブラックパールから見える、赤や青の美しいテリはタヒチパールならではの美しさです。
お色は中でも、明るめで派手さが全面に出たものでなく、大人の女性にぴったりとも言える、落ち着きと貫録の中に、グリーン系の華やかさがあるタイプ。
真珠といって思い浮かべる色は、白や黒ではないでしょうか。アコヤ真珠や黒蝶真珠にも魅力的なグレー色があります。アコヤ真珠のグレーは、青みがかったグレーの中に、ほのかにピンク色が現れ、本来の真珠らしい美しさがあります。黒蝶真珠のグレーは、プラチナの様な美しさを放つものや、深みのあるグレーなど、いろんなニュアンスが楽しめます。
また、ナチュラルグレ-の真珠は、とれる量が少なく希少です。年齢を重ね、白い真珠だとちょっと物足りなかったり、黒真珠だと、喪のイメージが強くてと思われる方におすすめの色です。
フィリピン~インドネシア海域に生息する白蝶貝から採れるゴールドの真珠は、「ゴールデンパール」と呼ばれ、他のどの色とも違った美しい発色をすることで有名です。白蝶真珠ゆえのテリと、独特の深みのある美しい金色は、上品さを失わない華やぎのある輝きを放ちます。天然はもちろんのこと、養殖でもコストがかかる上に、真珠が成長するまでニ年ほどかかるので、とても量産には向かないようで、さらに海洋環境の悪化という問題もあり、ゴールデンパールの希少性はさらに増しています。
慶事でも弔事でもどちらの式典にも対応が可能な宝石、黒蝶真珠ネックレス。真珠は大人の女性のたしなみのひとつ。
きちんとマナーを知った上で身に着けることで、ワンランク上のフォーマルスタイルを叶えます。